いい商品の基準

 「この商品はいい!」といった基準は、人それぞれ違うと思います。
シンプルな物や、手の込んだものなどバラバラです。
シンプルな物が好きな方は、全体的に人前で演じることを前提にしている人が多いように思います。
手の込んだものを好んでいる人は、自分の趣味として楽しんでる人や、ネタを集めているコレクターが多いように思います。

昔、ある人に自慢げに見せてもらったのですが、とても人前で使えるものではありませんでした。
クロースアップの道具なのに、クロースアップでは使えない、なんとも矛盾したものでした。

私の好みですが、準備があまり必要ないものが好きですね。
例えば、レギュラーデックで何の準備も無く始めれるのが好きですね。
少し準備が必要なものなら、シカゴオープナーが好きです。
準備が簡単で、効果が大きいので好きです。
準備をするなら、準備をするだけの効果の得れるものならありですが。
例えばカードインレモンは準備は大変ですが、それなりの効果があるので好きですね。

昔は商品を買ったときに、いいと思っていても実際に演じてみると、案外ウケなかったりしました。
それがいつからか、そのネタが分かっていても、“これはウケる!”と思うものを探すようになりました。
おそらくその頃でしょう。
自分の為の手品から、人の為の手品になったのは。

シンプルでありながら、誰が見ても不思議なマジックを目指したいところです。